空き室の競売不動産の引き渡し
書類を見せて了解を得る
競売で取得したマンションの前の所有者家族は引っ越してしまって空き室ですので、管理室で鍵をもらおうと思っても。持ち主の了解がないと渡せないと、渡してもらえない場合はどうすればいいのでしょうか。
不動産競売手続きにおいては、所有権の取得とその不動産の引き渡しは別ですが、そもそも所有者の意思と関係なく債権者の申し立てによって手続きが進められるので、買受人が所有権取得をしたあとも引っ越さない場合も多いのですが、買受人が出た段階で所有者が自主的に引越しをして空き室になっていることもあります。
その場合、管理室にマスターキーが残されたままで、管理人さんが対応に苦慮する場面も見られます。所有者と立ち退きの話し合いをすませて退出してもらった時でも、同じ事が生じる場合があります。
いずれにしろ、所有者や賃借人などの占有がない場合には、買受人が所有者として、マンションに入ることに支障はないはずですので、管理人さんには裁判所の売却許可決定の書類や登記簿謄本を見せて理解してもらい、マスターキーで室内に入り、内部を確認させてもらい、新しい鍵に早速取り替えましょう。
マスターキーを受け取れなかったら、合鍵業者に頼んで鍵を取り換えても問題にはなりません。
ただ、後になって元の所有者から高価な遺留品がなくなってしまったなどと言いがかりがつくといけないので、解錠の際に管理人に立ち会ってもらい、内部を一緒に確認して写真をとっておくと後々の役に立つと思われます。