競売物件の現場調査(3)
マンション
競売されているマンションを調べる場合、どのように調べればいいのでしょうか。マンションを選ぶときに言われるのは、「管理を買う」という言葉です。
マンションに実際に出かけていったときに、エレベーター内はキズだらけ、廊下には誰のものか分からない私物が放置されていたり、郵便受けにはピンクチラシがあふれていたりなど、このようなマンションにはあまり住みたいとは思わないのではないでしょうか。
1階に管理事務所が無く、管理会社の巡回員が週に何度か回ってくれるだけのマンションでは、そういう傾向があります。こういった管理が行き届いていないスラム化したマンションを買うことはお金をドブに捨てるようなものです。
マンションに管理人が常駐している場合は、いろいろと尋ねてみましょう。管理人は多くの情報を持っています。おそらく、日常の管理業務のなかで苦労させられていることを教えてくれるでしょう。
マンションが競売になっていることは、執行官の現況調査のときに管理費の滞納状況などを尋ねられているので、すでに知っている場合がほとんどですから、尋ねることで、競売物件の所有者に新たな迷惑をかけることはありません。
それからマンションの場合、単純に築後年数の比較で新しいほうがよいと一概には言えません。日本が好景気だった頃、建設ラッシュの中で一部の悪質業者が、塩分を含むために鉄筋を腐食させる海砂まで使って、ビルを粗製濫造していた時期がありました。
その意味でも、建設業者や販売業者を確認することは大切なことです。裁判所の書類には出てきませんが、管理人や近隣の人から教えてもらえるでしょう。