競売物件の現場調査(2)
戸建て住宅(2)
もともと問題が無かった建物が、増築によって構造的に無理がきていて、外壁にひび割れが生じていたりすることがあります。外壁の修繕は、タイル張りのような仕上げよりも、吹付け仕上げのほうが修繕が容易だと言われています。
将来の大修繕を考えたとき、屋根がシンプルな片流れとか切妻であれば、雨漏りがあっても修繕箇所が特定しやすいのですが、屋根が複雑なかたちをしていて、谷間があるような形は、修繕箇所の特定や修繕費用に差が出てきます。
できれば、大工さんや建築士など建築知識のある人に同行してもらって意見を聞く事ができれば、より的確な判断ができると思われます。
敷地のなかに入っていけるのなら、建物基礎がどのようになっているのか、床下の通風がどのようになっているのか調べる事もできますが、それができない以上、建物の見た目から経験と勘で判断する以外にありません。
専門家はその建物が、精魂込めて丁寧に建築されているかどうか見た瞬間に分かるそうです。このような住宅は、手抜きの欠陥住宅の心配はなさそうです。
競売不動産であるために、建築施工図を入手することもできませんから、建物の基礎がどのようになっているのかとか、建物の耐久性、内部の造作や諸設備については、裁判所から提供される写真や評価書の建物評価に関係する情報だけから判断する以外にありません。
執行官の現況調査報告書の写真について、さらに必要にして十分な枚数を期待したいところです。